宮城敬雄-Profile

宮城敬雄 Yuki Miyagi

指揮者/Conductor

一橋大学商学部卒業。指揮を白川和治、クルト・レーデル、ほかに師事、ホルストシュタイン、イヴァン・フィッシャー、オンドレイ・レナウト等に指導を受ける。
2000年スロヴァキア・フィルを指揮しヨーロッパデビュー。以降毎年、チェコ・ナショナル響、スロヴァキア・フィル、サンクトペテルブルグ響、ハンガリー放送響、ソフィア・フィルなどを度々客演指揮し、好評を博してきた。国内では、2001年サントリーホールにて新星日響(現・東フィル)との協演やミュンヘン響、クロアチアの名門ザグレブ・フィルとの日本ツアーを成功させた。
スロヴァキア・フィルとは8回のコンサートを行い、その中でもウィーン楽友協会での3度のコンサートは大成功を収めている。東フィルと協演した宇野功芳氏とのジョイントコンサートも2年連続で行い2007年にはスーパーワールドオーケストラを指揮し、同年7月にはサンクトペテルブルグ響とロシア”白夜祭”に出演しヨーロッパの聴衆を沸かせた。
2008年5月、ブタペストコンサートオーケストラ5月定期を指揮し、チェコプラハ市スメタナホールでチェコ・ナショナル響と “PROM IN PRAHA”にも出演。国内でも北西ドイツフィル、レニングラード国立歌劇場管弦楽団と共演し、その中でも一橋大学兼松講堂でのチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」の初演は情熱溢れる宮城の指揮に、オーケストラ、聴衆の共感を呼び最高の”悲愴”と称された。
この名演は大きな話題となり2009年6月サンクトペテルブルグ “Musical Collection”音楽祭へ招かれ、本場ロシアの聴衆にも深い感銘を与えた。
2009年ニュルンベルグ響とはドイツ公演に続き、大阪・東京でのコンサートツアーを行い、2010年6月には”ソフィア音楽祭”に招かれソフィアフィルを指揮、同年国内では宮城自ら率いる国立シンフォニカーのデビューを飾り、2011年10月には東北大学川内萩ホールにて東日本大震災復興支援チャリティコンサートを開催。又2012年春には英国ロイヤルフィルとロンドンデビュー、6月にプラハドボルザークホールでプラハ交響楽団にてスメタナ、ドボルザークを指揮。
2013年秋には、スロバキアのスロバキアシンフォニエッタに招かれベートーヴェンプログラムを指揮し、好評を博した。
ブラームスゆかりの地、オーストリアのペルチャッハで2014年に開催された第20回ブラームス国際コンクールの審査員に任命され、それ以降2019年までその大役を7度果たし、その優勝者を日本へ招へいし、若きアーティストのデビューの場を与え、国際交流にも努めている。
指揮活動に於いても国立シンフォニカーの年2回の定期コンサートに於いて着実な成果をあげ2013-2015年はメインにベートーヴェンの交響曲をとりあげ、そのハイライトが2014年12月第9回定期演奏会に於いて兼松講堂100年の歴史の上でプロによる初めての”第9″が披露された。2015年3月には再びスロバキアシンフォニエッタの定期に招かれるなど益々その演奏活動は国際的な広がりを見せている。
2017年10月サントリーホールで指揮デビュー20周年記念コンサート“ブラームス アーベント”を成功させた。
2019年8月にチェコ チェスキークルムロフ 夏の音楽祭にドイツのチュービンゲンフィルと、続いて9月にはブダペスト交響楽団とザルツブルグモーツアルテウムでのコンサートを成功させ、その演奏活動はヨーロッパ各地でも好評を博している。
精神性の高い人生観と宮城ならではの美学から生まれるダイナミックな指揮は聴く者に新しい感動を次々に呼び起こし世界的に高い評価を得ている。

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